力士

千代の国、結婚したお嫁さんはどんな人?2人の馴れ初めは?

大相撲の幕内力士として活躍中の千代の国!

度重なる怪我と戦いながらも、スピード感溢れる気風のいい相撲が人気のイケメン力士です。

そんな千代の国は、平成30年2月にかねてから交際中であった愛さん(旧姓・林 愛さん)と結婚式を挙げました。

2人の出会いや馴れ初めは、どのようなものだったのでしょうか?

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千代の国とお嫁さんの愛さんとの2人の出会いは?

 

妻の愛さんは、平成2年大阪生まれの大阪育ちで、高校卒業後は大阪のゴルフショップで販売員の仕事をしていました。

愛さんが19才の時、知人の紹介で大相撲大阪場所後の九重部屋の食事会に出席したのが、千代の国と出会ったきっかけでした。

 

 

千代の国も同じ年の19才で、まだ幕下の番付でした。

愛さんは初めて千代の国を見た時の印象は、

「とても純粋そうな、真面目そうな感じがしました」

と、好印象だった様子。

一方の千代の国は、愛さんを見て、

「可愛い子だな~と思って、僕の方からアタックしました」

と、お互いに魅かれ合っていたのでした!

それで連絡先を交換し、東京と大阪での遠距離恋愛が始まりました!

離れている上に、千代の国は本場所があったり、地方巡業があったりと忙しい身なので、デートは月に1回程度しか出来なかったそうです。

 

 

それでも力士は着物や浴衣姿の上、マゲも結っているのでとても目立ち、お台場でデートしたときなどは、外国人観光客に千代の国がつかまって写真攻めに合い、しばらく移動できないようなこともあったそうです。

そんな遠距離恋愛を続けながら4年、千代の国は幕内力士にまで昇進していきました!

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愛さん上京!しかし千代の国は怪我で三段目まで転落!

 

千代の国は天下の幕内力士、23才になった愛さんにこう言葉をかけました。

「東京に来てくれませんか?」

これは愛さんに、結婚を前提に上京してきてくれないかという、千代の国の事実上のプロポーズのようなものでした。

愛さんも、そんな千代の国の想いを受け、大阪での仕事を辞め千代の国のもとへ上京することを決断したのです!

まだ結婚したわけではないので、千代の国は相撲部屋住まいでしたが、2人のためにと、3LDKの部屋を愛さんのために借りたのでした。

幕内力士として安定した成績を残せるようになったら結婚を…と考えていた2人でしたが、そんな2人の前に悲劇が起こるのです。

平成26年5月場所の初日、千代の国は負けて土俵下まで押し出されたときに、右足のかかとを骨折するという重傷を負ってしまい、そのまま2日目から休場となってしまいました。

翌7月場所は十両に陥落し負け越し、9月場所は古傷でもある両膝の半月板を痛め途中休場。

膝の半月板手術、リハビリのため、11月場所と翌1月場所を全休し、ついに番付は三段目まで落ちてしまったのです。

関取以下の力士は給料も無くなるので、2人の結婚のためにと借りた3LDKのマンションの家賃も千代の国は支払えなくなってしまい、愛さんは急遽ワンルームの部屋に引っ越しをすることになりました。

三段目まで落ちた力士が幕内に復帰できたのは、明治以降過去に2人しか例が無いほどの至難の業と思われ、周囲からも、

「もう千代の国は、あの怪我では幕内に戻るのは難しんじゃないか?」

と言われていたそうです。

そんな周囲の声を聞き、愛さんは自分が千代の国のそばにいたら、金銭的にも精神的にも彼の負担になってしまうのではないか…と真剣に迷い悩んだそうです。

 

 

そうして、愛さんは千代の国に、

「自分は大阪に帰ろうと思っているのだけど…」

と気持ちを打ち明けました。

それを聞いた千代の国は、

「俺は絶対にこのままじゃ終わらないから、絶対に幕内に戻るから信じてくれ!」

と愛さんに話したのです。

まったく揺るぎの無い千代の国の気持ちを聞いて愛さんは、それなら全力で彼のそばで支える努力をしようと、彼と共に戦う覚悟を決めたのでした!

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千代の国、見事に幕内復活!2人は晴れて結婚へ!

 

復活を目指す千代の国を支えるため、愛さんは航空会社の地上員として新たに仕事も始めました。

また、怪我の多い千代の国のために、スポーツ選手をケアするための「アスリートボディケアー・セルフトレーナー」の資格も取り、千代の国の体のマッサージなどもやっていったのです。

さらに、もし千代の国が第2の人生を歩むことになったとしても、何か彼の助けになればと、「調理師免許」も取得しました。

本当に肝の座ったしっかり者の女性ですよね!

こんなに自分のことを支え助けてくれる愛さんに対し、

「自分が東京に呼んだのに、彼女には迷惑ばかりかけて、我慢ばかりさせている。一日でも早く関取に戻りたい」

とさらに決意を固め、千代の国はなお一層稽古を重ねていったのです。

幕下から三段目に落ちた平成27年3月場所、千代の国は3場所連続の休場から見事に復活、この場所を全勝優勝で飾ったのです!

その後も幕下で4場所連続の勝ち越し、徐々に番付を戻して行きました。

そして平成28年1月場所ではついに十両への復帰を決めたのでした。

 

 

関取に戻ったものの千代の国の目標は幕内へ復帰した姿を、愛さんに見せてあげることでした。

その後、平成28年5月場所幕内復帰のかかった場所で、見事に十両優勝を決め、再入幕を果たしました!

そうして平成29年4月、交際から7年で2人は結婚することを決めたのでした。

23才の時に愛さんを東京に呼び寄せてから、怪我で苦しんだ時期も2人で力を合わせて乗り切り、ついに叶った結婚でした。

 

平成30年2月17日には、都内のホテルで盛大な結婚披露宴を行いました。

 

 

辛抱の時期に、千代の国は実の父と師匠だった先代九重親方(元横綱・千代の富士)の2人を病のために亡くしたこともあり、心の喪失感は計り知れなかったことと思うので、そばにいてくれた愛さんの存在には、本当に助けられたのだと思います。

結婚式の挨拶では、愛さんより千代の国の方が涙を流していた姿が印象的でした。

さまざまな想いが胸に去来したのでしょうね。

楽しい時だけでは無く、辛い時を共にした2人が築き上げてきた絆は強いものだと思います。

未だ怪我も多く辛抱の土俵が続いていますが、まだまだ幕内で活躍してもらいたいと思います!

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