令和最初の場所となった5月場所。
幕下西4枚目まで番付を上げて来た朝青龍の甥っ子の豊昇龍!
入門以来負け越し無しで、いよいよ十両の番付が目前に迫るところまで上がって来ました。
今場所で関取昇進を決めてしまうのか?それとも、跳ね返されてしまうのか?大いに注目したい場所です。
今場所も豊昇龍の取組結果をお伝えしていきたいと思います!
【速報】令和元年5月場所 朝青龍の甥っ子、豊昇龍の取組結果!
<十四日目>七番相撲 〇豊昇龍ー希善龍●(5月25日現在4勝3敗)
豊昇龍は立ち合い真っすぐ頭から当たると、右を深く差し頭をつける。
右へ回り込みながら左前みつも引き、右外掛けで希善龍の体を起こし寄り立てるが、希善龍は左から小手に振り残す。
豊昇龍は再び両まわしを引きつけ、右足で外掛けからおびやかすと、希善龍はたまらず後ろへ倒れた。寄り倒し。
これで豊昇龍は、入門以来8場所連続となる勝ち越しを決めた。
<十一日目>六番相撲 〇豊昇龍ー富士東●(5月22日現在3勝3敗)
豊昇龍は立ち合い踏み込み鋭く頭から真っすぐ当ると、富士東の突きに応戦するように、激しく突き合う。
突き合いの中、豊昇龍は一瞬低く頭を下げ、右前まわしをつかむと右から振り、腰が起きた富士東に対して、再び低く突き起こし、そのまま突き出した。
これで3勝3敗になり、最後の一番に勝ち越しをかけることになった。
<九日目>五番相撲 ●豊昇龍ー一山本〇(5月20日現在2勝3敗)
豊昇龍は立ち合い右へ変化するも、一山本はよくついて行き、突き放す。
一山本がタイミングよく手前に引き落とすと、豊昇龍はあっけなく前に落ちた。
2連敗の流れを止めようと勝ち星を求めた立ち合いの変化だったが、その消極的な考えが裏目に出た一番となった。
<八日目>四番相撲 ●豊昇龍ー竜虎〇(5月19日現在2勝2敗)
立ち合い、豊昇龍は頭を下げて当たりに行くが、踏み込めず、定位置で相手の当たりを受けてしまう。
竜虎は踏み込みよく右を差すと、左に回りながら逃げる豊昇龍に密着し寄り立てて、そのまま寄り切った。
<五日目>三番相撲 ●豊昇龍ー琴鎌谷〇(5月16日現在2勝1敗)
新鋭同士の注目の一番!
立ち合い、豊昇龍は頭から真っすぐ突き当たって行くが、琴鎌谷に左から起こされ、ノド輪で攻め立てられる。
豊昇龍は土俵際に追い詰められ、相手の右手をたぐりながら左へ回り込むが、琴鎌谷は落ち着いて足を運び、体を寄せてついてくる。
豊昇龍は左上手から投げを打ちながらこらえようとするが、琴鎌谷にさらに体を密着されて投げを打たれると、たまらず土俵に落ちた。
これで先場所に引き続き、琴鎌谷戦は2連敗となった。
<三日目>二番相撲 〇豊昇龍ー常幸龍●(5月14日現在2勝0敗)
対戦相手は元三役経験者の常幸龍。
立ち合い、豊昇龍は頭から真っすぐ当たって出るが、常幸龍は左から張って、浅いモロ差しになる。
豊昇龍はそれを嫌って左に回り込みながら、相手の左の差し手をはずすと、右手をたぐりながら体を寄せ、一気に体を預けて寄り切った。
決まった際に、豊昇龍の右足も早く出ていたのではないかと物言いがついたが、軍配通り勝ちとなった。
<二日目>一番相撲 〇豊昇龍ー玉木●(5月13日現在1勝0敗)
豊昇龍は立ち合い頭から鋭く突っ込み、右左と交互に玉木のノド元、胸目がけて突き押しを放つ。
玉木が防戦に回り、たまらず引きにくるところを、構わず突いて出て、豊昇龍の快勝!
突き押しが得意な玉木のお株を奪うような、素晴らしい相撲だった。