相撲豆知識

力士の食事の回数は?どんなメニューを食べているの?

力士は体が大きいので、「絶対めちゃくちゃ食べてる!」っていうイメージがありますよね?

実際に力士は一日に何回食事をしているのか?

どんなものを食べているのか?

スポーツの世界で最も重量級アスリートである力士の体を作っている食事についてご紹介していきます。

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力士は1日に何回、いつ食事をしているの?

 

力士の食事は朝稽古が終わった後、11:00頃からと、18:30頃からの夕食の、1日2回です。

力士は相撲部屋でどんなものを食べているの?

相撲部屋で出される食事は、「ちゃんこ」と呼ばれています。

ちゃんこといえば、皆さんはちゃんこ鍋を想像すると思いますが、力士の食べるものは、鍋に限らずカレーもパスタも唐揚げも、すべて「ちゃんこ」というのです。

「ちゃんこ」の語源は、相撲部屋の親方(父親)=「ちゃん」と、弟子(子供)=「こ」。この2つの単語が合わさり、この2人が一緒に食事をすることから、そう言われるようになったと言われています。

相撲部屋のちゃんこでは、やはり鍋が中心で、他にも5品~10品ほど、たくさんのおかずが用意され、床に置かれた丸テーブルを皆で囲み食事をします。

 

なぜ相撲部屋では鍋を食べるの?

相撲部屋で伝統的に鍋が好まれて食べられている理由は…

 

  • 肉、魚、野菜など多くの食材を一度に食べられて栄養のバランスがいい。
  • 一度に大人数分、多くの量の料理を作ることができる。
  • 加熱して調理するので食中毒が起りにくい。
  • 仲間と囲んで食事をすることで部屋のコミュニケ―ションがとれる。

 

などが理由のようです。

ちゃんこ鍋のレパートリも、醤油、味噌、塩味の基本的なものから、キムチ味やトマト味など、ずいぶんと幅広くなってきていますよ!

 

ちゃんこは誰が作っているの?

ちゃんこ料理は、相撲部屋の幕下以下の力士が担当します。

数人一組の当番制で、数日ごとに順番が回ってきます。(部屋により違いがあります)

その中に、ちゃんこ長という責任者がいて前日にメニューを決め、買出しなどにも出かけます。

ちゃんこ番の力士は稽古場には出ず、朝からちゃんこ場で仕度を始めます。

 

相撲部屋で食事をする順番はあるの?

食事をするのは番付が上の者からで、まずは関取から食べ始めます。関取の食事中は、若い力士は関取の後方に立ち、おかわりなどの給仕をします。

ようやく一番下の番付の力士に食べる順番が回ってきた時には、鍋の中には具がほとんど無く、汁だけ…なんてこともあるのです!

強くなるために、これから体を作っていかないといけない若い力士は、
「どんぶり飯3杯!」など決めながら、一生懸命食べています。

相撲界では、食べることも稽古!と言われているんですよ!

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相撲ライターが聞いた力士たちの食事エピソード!

 

相撲部屋で出される2回の食事以外にも、体を大きくしたい力士や、お腹が減ってしまう力士は、間食や夜食を食べたりしています。

巡業先などで外食をする機会も多いのです。

3人で焼肉50人前食べたとか、ラーメン10杯食べたとか…

そういう大食い話は山ほどあるのですが、

ここで力士に聞いた、力士の笑える食事エピソードを、少々ご紹介します!

  • 焼肉行って、居酒屋行って、ラーメン行って、「よし!最後は締めの焼肉だ!」…という訳のわからない流れ。
  • 朝起きたら、記憶に無い空の弁当箱が枕元に3つあった。
  • 食べ放題のお店でたらふく食べて、2回目に行ったら、「お相撲さんはお断りします」の貼り紙。

などなど。笑

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まとめ

 

相撲部屋では力士の体を作っていくために、食事の内容や回数がうまく工夫されていることがわかりますね。

力士は食事量も多いですが、それを消費するほどの激しい稽古をしているので、見た目の印象より筋肉量がとても多いです。

「この力士細いな~」と思っても、実際体重を聞くと、100kgもあったりします。

しっかり食べて、稽古して、どの力士も強くなっていって欲しいですね!

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