平成30年も早いもので一年納めの九州場所を迎えます。
10月29日に九州場所の新番付が発表されました!
今場所の見どころや、注目力士をご紹介していきたいと思います。
平成30年11月場所の見どころをご紹介!注目したい力士は誰?
1年が経つのは本当に早いですね!今年も早くも一年を締めくくる11月場所を迎えることになりました。
10月3日から始まった秋巡業に参加していた力士たちは28日の山口県での巡業を終えると、そのまま福岡入りしました。
そして翌29日には番付発表で11月場所への戦闘モードに入るわけですから、本当に心身ともに休む間も無く大変ですよね!
これから初日に向かって力士たちは11月場所に向け気持ちを盛り上げていきますよ!
幕内の土俵から、見どころは?優勝争いの主役は誰に?
横綱、大関の番付は先場所から変わりないのですが、心配なのは横綱の白鵬ですね。
秋巡業の途中で、古傷の右膝の痛みが悪化し巡業を途中離脱し、10月18日に右膝の骨片を取り除く内視鏡手術を行い、20日に退院したばかりです。
リハビリは始めている状況ですが、今場所の出場はどうなのでしょうか?少し難しいのではないかと思うのですが。
同じく横綱の鶴竜は秋巡業を皆勤し稽古もやっていましたが、巡業の終盤になり、「番数を取ると古傷の右足首の痛みが出る」と訴えたこともあり、その状態が心配されるところでもあります。
横綱・稀勢の里は巡業での調整は良好だった様子で、特に基本稽古に時間を割いていたのは、全力士の中でもトップクラスだったのではないかと思えます。
しっかり巡業で体を作ってきて、ここから初日に向けて状態を上げていくという感じではないでしょうか?
秋巡業での大関陣は、栃ノ心、豪栄道は土俵での稽古も精力的に行っていましたので、体の仕上がりもよく初日に合わせて行けるのではないかと思います。
栃ノ心は7月に痛めた右足親指の回復状況も良好のようですが、どのくらい怖さが無く本場所で取れるかが、台風の目になるか否かのように思えますね。
髙安は、腰痛のため巡業は途中からの参加となりましたが、腰痛も完全に治るというものでは無いと思うので、まずは部屋で稀勢の里と稽古しながら様子を見て調整して行くのではないかと思います。
マイペース調整の上手な力士ですから、うまく初日に合わせていってくれるのではないでしょうか?
三役陣では、魁聖が平成28年9月場所以来、13場所ぶりに小結に復帰してきました。
関脇・御嶽海は7月場所での優勝から、先場所は9勝止まりとし大関取りを逃しましたが、今場所の成績によっては再び大関取りの声もかかるかもしれませんね。
関脇・逸ノ城は、秋巡業で初めて「大関を狙う」というような発言が聞かれましたが、その奮起に期待が出来るでしょうか?
小結・貴景勝は貴乃花部屋閉鎖の後、初めて千賀ノ浦部屋の力士として土俵に上がりますが、そういう周囲の雑音で身を崩すような気持ちの弱い力士では無いので、その心配は無いと思います。
上位力士にとっては、本当に取りにくい嫌な相撲を取る力士なので、今場所も期待していいのではないでしょうか?
幕内上位陣には、懐かしい顔ぶれと新鋭が揃った感がありますね!
前頭筆頭の妙義龍、2枚目の栃煌山は怪我で番付を落としていましたが、久しぶりに本来の実力と言えるところまで番付を戻してきました。
殊勲インタビューに登場するイメージができますね。
見どころは、何といっても前頭3枚目まで番付を上げてきた、錦木と竜電の2人です!
2人も自己最高位の番付で、3枚目というのは、横綱・大関・三役と総当たりの地位でもあります。
初の上位挑戦でどのくらい大暴れできるか、とても注目しています!
ちなみに錦木は番付発表の29日に、「9月場所後に結婚をした」という、おめでたい報告もありました!
お相手は都内在住の旧姓・斎藤桃代さん(34才)で、錦木より7つ年上の姉さん女房だそうです!
奮起する条件が揃いまくりですよね!笑
36才の嘉風も番付を4枚目まで戻し、再び上位戦も組まれる可能性もあり、活躍が期待できますね!
どんな時でも精一杯のいい相撲を見せてくれる力士なので、嘉風戦はすべてが好取組になります。
先場所、終盤戦の連敗で勝ち越しを逃した朝乃山も、5枚目あたりの番付ではそろそろ大爆発を見せてくれるのでは?と期待しているのですが。
怪我で番付を下げた、10枚目の豊山、12枚目の遠藤や、着実に力をつけてきた13枚目の隆の勝あたりも序盤戦で勝ちを重ねると、面白い存在になってくるかもしれませんね!
隆の勝はすでに幕内中位くらいの力はついているのではないかと期待しているのですが!
今場所は新入幕の力士がおらず、大奄美、明生、荒鷲の3人が再入幕となりました。
今場所の新十両は極芯道と友風!再十両に豊ノ島!
今場所は新しく十両に上がって来た力士が2人います。
極芯道(錦戸部屋)と友風(尾車部屋)です。
極芯道は横綱・鶴竜の付け人を長く務めていましたが、晴れて関取昇進となり付け人卒業!横綱からも祝福の言葉をもらったそうです。
長い相撲を制するのが真骨頂の極芯道ですが、今まで一場所7番だった相撲が、十両からは15日間になることで、そのスタミナが保てるのか?また、重さに速さがついて来る十両力士の相撲に、どのように対応していけるか見てみたいと思います。
もう一人注目すべきは、再十両の豊ノ島ですよね!
平成28年11月に幕下に陥落してから、アキレス腱の怪我などで丸2年の幕下生活から見事に復帰!
35才4ヵ月での再十両は戦後6番目の年長昇進となりました。
元関脇ということもあり、よく辛抱して見事に復活してきてくれたと思います。
豊ノ島の相撲が15日間見られるというだけでも嬉しいものですが、本人は幕内復帰を目指しているので、どんな相撲を見せてくれるのでしょうか?
あとは個人的には、先場所、再十両で初めて勝ち越した炎鵬が十両10枚目にいるのですが、あの小さな体で相手の懐に入った時のしつこさたるや、見ていて本当に「これぞ相撲!」を堪能できるので、またワクワクできる相撲を見られるのをとても楽しみにしています!
幕下以下の注目力士は?
朝青龍の甥の豊昇龍が幕下49枚目にいますね。
先場所は幕下で3勝3敗から最後の相撲で納谷を倒し、ギリギリで勝ち越しを決めるという綱渡りの場所となりましたが、今場所はどのくらい幕下の土俵で力が通じるようになっているのか楽しみです!
先場所その豊昇龍に負けて最後の一番で負け越しとなった大鵬の孫の納谷は、三段目11枚目と番付を落としましたが、始めての負け越しを経験し、再びライバルの豊昇龍を追いかけて行ってもらいたいですね。
もう一人、気になる三段目力士が、宇良です。
膝の手術のため約1年休場しており、先場所久しぶりに三段目の土俵で復活を見せてくれました!
まだまだ膝の状態を見ながらという状況ではありましたが、やはり三段目では実力の違いを見せてくれて6勝1敗とし、今場所は三段目の33枚目まで番付を戻してきました。
膝の回復具合も良好のようですが、まだまだ怖さもあると思うのですが、宇良らしい低い姿勢からの粘り強い相撲を見せてもらいたいですね!
注目していきたいと思います!