大相撲の幕内力士として活躍している、松鳳山!
立ち合いの激しい突き押しから、土俵狭しと暴れまわり、上位力士からも常に恐れられ、「壊し屋」の異名を持つ一癖も二癖もある力士ですね。
そんな怖~い松鳳山には、頭が上がらないという、もっと怖~い美人妻の存在があるんです。
松鳳山を影で支える、そんな奥さまはどんな方なんでしょうか?
今回は、そんなお二人の出会いから結婚まで、エピソードを交えてご紹介していきたいと思います!
あ!その前に、松鳳山のコワモテの外見から?ある疑問が浮上しているので、まずはそれについてお話しますね!
なぜ「松鳳山はハーフなの?」って言われるの?
この質問、私も以前何度も聞かれたことがあるんですよねー。
「松鳳山ってハーフなの?」「日本人なの?」って。
それは、見てもらえればわかると思うのですが、このつやつやとした褐色の肌!
その上、コワモテのエキゾチックなお顔立ちも相まって、その様に思われる方が多いのかもしれませんね!
でも、松鳳山は福岡生まれの生粋の日本人ですよ!笑
以前、横綱の朝青龍が現役だった頃、松鳳山を呼んで出身地を尋ねたことがあるのですが、その時、松鳳山が「九州の福岡です」と答えたところ、「いや、嘘だろ~?日本人じゃないよ~」と言って信じなかったんですね。笑
後に、私も朝青龍に「松鳳山ってホントに日本人?」って聞かれたことがあるのですが、どうやら、色の黒さから外国人だと思い込んでいて、同じ外国人同士だから(朝青龍はモンゴル出身)共に日本で頑張ろう!と励まそうと思ったらしいです!笑
奥様も、一番初めに出会ったときは「色が黒いので、ハワイかグアムから来た外国人かと思った」と言われていますしね!
色黒で怖い印象のある松鳳山ですが、土俵を下りれば、とても柔和な優しい性格の人なんですよ。
ちなみに、松鳳山はお酒が飲めないので、酒席でもビールジョッキにウーロン茶を入れてお付き合いをするそうです。
コワモテで豪快なイメージの松鳳山ですが、下戸とは本当に意外ですよね!
色々に、人を見かけで判断しちゃダメですね!笑
コワモテ力士№1の松鳳山が頭が上がらない美人妻ってどんな人?
土俵ではコワモテの壊し屋として恐れられている松鳳山ですが、実は、この妻あいさんにはまったく頭が上がらないというのです。
さて、それはどうしてなんでしょう?
それでは、お2人の出会いからをご紹介していきますね!
2人の出会いのきっかけは?最初のプロポーズは断られた!
- 平成24年3月に松鳳山とあいさんは出会う。
- 出会いから1ヵ月後から交際スタート!
- 平成24年11月場所、初めての敢闘賞受賞。
- 平成25年1月場所、新三役(小結)昇進。
2人が出会ったのは、平成24年3月、あいさん(当時、旧姓・進藤あいさん)が松鳳山と同じ部屋の力士と交際していた友人に連れられて、始めて相撲部屋に行ったことがきっかけでした!
その後も友人のカップルと4人で食事をするようになり、松鳳山とあいさんは、同じ福岡県出身ということで、すっかり意気投合したそうです。
九州弁で話せることも、2人の距離をグッと縮めたそうですよ!
あいさんは当時、千葉県船橋市内で保育士として働いていました。
出会ってから1ヵ月後に、松鳳山からの猛アプローチで、2人の交際は始まりました。
松鳳山28才、あいさん25才の時です。
「とても気づかいのできる女性で、男友達を大事にしたいという男心をわかってくれる人」
と、あいさんにベタ惚れの松鳳山は、早くも交際から約半年後にプロポーズをしました!
あいさんは、松鳳山がかねてから「三役に上がりたい!」と常々言っていたことを思い出し、それを達成してからでもいいのではないか?と思い、こう言ったそうです。
「三役にならないと、結婚できんよね~」
あまり深く考えず、ふざける感じで答えて、この時は結婚へのOKの返事はしなかったそうです。
元来、気が強いというあいさんは松鳳山にはっぱをかけるつもりで、プロポーズを保留したんですね!
そのあいさんの言葉に、松鳳山は発奮します!
その後、付き合い始めて8ヵ月後の平成24年11月場所では、10勝5敗の好成績で初の敢闘賞を受賞します!
そして、翌、平成25年1月場所には、ついに念願の新三役(小結)に昇進することになったんです!
愛する女性の言葉は男を動かすんですね~
その言葉に見事に応えた松鳳山も男ですよね!
三役に昇進して、2人はついに結婚!
出典:日刊スポーツ
- 平成25年3月27日、2人は入籍!
- 平成25年9月場所初金星を上げる(横綱・日馬富士戦)
- 平成25年10日2日、長男、志希也(ゆきや)くん誕生。
- 平成26年6月20日、結婚披露宴。
「結婚は三役に昇進したらね!」の、あいさんの言葉通り、約束を果たした松鳳山とあいさんの2人は、平成25年3月27日に入籍しました!
この日は、2人が付き合い始めてから、ちょうど1年目の記念日だったんですよ。
これを機に、あいさんは保育士の仕事を退職しました。
結婚して、あいさんは松鳳山のために「アスリートフードマイスター」の資格を取りました。
これは、スポーツ選手に食のアドバイスが出来るという資格で、松鳳山の体を考えて、質のいい食事が作れるようにという思いからだったんですね!
あいさんと結婚した松鳳山は快進撃が始まります!
平成25年9月場所では、横綱・日馬富士を破り、初金星をあげた松鳳山は勝ち名乗りで懸賞金を受け取りながら、あふれる涙を抑えきれず、男泣きしました。
コワモテの印象の松鳳山の意外な涙は今も鮮明に覚えていますよ!
10月2日には、待望の長男の志希也(ゆきや)くんが誕生し、翌年、平成26年6月20日には結婚披露宴をあげました!
松鳳山が引退を考えた大スランプ期に、妻あいさんが言った一言とは?
- 平成27年3月場所、1勝14敗の大敗で幕内陥落が決まる。
- 平成27年5月場所、7月場所、十両で連続負け越し。
- 平成27年9月場所、13勝2敗で十両優勝!
- 平成27年11月場所、幕内復帰、12勝3敗で敢闘賞受賞!
- 平成30年7月場所、三役(小結)に復帰。
順調だった松鳳山が突然スランプに陥ってしまうんです。
平成26年7月場所から負け越しが続き、平成27年3月場所には、1勝14敗という大敗を喫し、21場所守り続けた幕内の座から陥落することになってしまいました。
私も、地力のある松鳳山ですから、十両に落ちても、すぐに幕内に戻るだろうと思っていたのですが、十両となった5月場所、7月場所とまさかの連続負け越し。
その当時は、妻のあいさんも夫の不調の原因は自分にあるのではないだろうか?と自分を責めたりして、精神的に悩んだといいます。
十両の土俵で負け越しが続き、気力を失いかけていた松鳳山が、ある日、あいさんにこう言いました。
「俺、相撲やめようかな…」
その言葉にあいさんは、「そう、それならやめれば?だったら、やめちゃいなよ。そんなに弱気になってたら勝てるわけないよ!」
と、返したそうです。
あいさんは、松鳳山の性格を知り尽くしているので、夫は気弱になって投げやりになっていると感じたんですね!
それで、あえてこのような厳しい言葉をかけたそうなんです。
でも内心は、自分の言葉で、夫が本当に相撲をやめてしまったらどうしよう…と、ドキドキしていたそうですよ。
このあいさんの一言に、松鳳山はまたまた発奮します!
「このまま落ちてやめてしまうのはカッコ悪い!やめるのは今じゃない」
と、思ったそうです。
次の場所の、平成27年9月場所、十両で13勝2敗の好成績を上げ、なんと見事に十両優勝を果たしたんです!
翌11月場所、2人の地元福岡での本場所を幕内に復帰して、12勝3敗を上げ敢闘賞を受賞しました!
つい数場所前まで、負け越しが続き、気弱になり引退まで考えていた力士とは思えないような、見事な復活劇でした。
あいさんは、東京での本場所の時には、毎日国技館まで夫を送迎し、松鳳山の相撲を車の中のテレビで見ているんです。
負けて帰ってきたら、「何やってんの~!?」ってお説教だそうです。笑
帰りの車中で色々と松鳳山の話を聞き、家に到着する頃には、負けても気持ちの切り替えがスッキリと出来ているそうなんです。
あいさんは、元来気の強いしっかり者のタイプの女性です。
松鳳山が相撲で活躍できることを、何よりも一番に考え、車での送迎、健康を考えた食事のメニュー作りなど、また、白星への縁起を担いで、場所中は白い服を着て過ごしたりするんです。
いつも陰ひなたとなり、夫を支えているんですね!
厳しい言葉が言えるのも、いつも夫をちゃんと見ているという、その大きな愛情があってこそですよね!
まさに、アスリートの妻の鏡です!
松鳳山もスランプの時期に、あのあいさんの言葉が無かったら、「自分はあのまま相撲をやめていたかもしれない」と話していました。
出典:日刊スポーツ
その後もずっと幕内で活躍。ベテランという域に達して来ても、平成28年以降に入って金星を4個、平成30年7月場所には、再び三役(小結)に復帰しました!
松鳳山と妻あいさん、長男の志希也くんに、次男の鳳也(たかや)くん(2才)の新しい家族も増えました。
褒め上手で叱り上手の妻あいさんに頭が上がらない松鳳山ですが、松鳳山が魅力的な男性であり、力士であるからこそ、大きな女性の愛情に支えてもらえるんですね!
まとめ
相撲に限らずですが、アスリートの夫を支える妻は本当に大変だと思います。
怪我で苦しむ時もあるでしょうし、スランプの時もあったり、いい時ばかりではありません。
どんな時も陰ひなたになり支えているのですね!
松鳳山が相撲だけに集中できるように!と優しく、時に厳しく接している妻あいさんの気持ちが、とても伝わってきましたね。
どこの家庭も、奥さんが強い方がうまくいく?とも言われていますが、天下のお関取でも、奥さんには頭が上がらないってことなんでしょうね。笑
ベテランの域になってきた松鳳山ですが、まだまだ土俵で大暴れして、ファンに元気な相撲を見せて欲しいと思います!