度重なる怪我に苦しみ十両まで陥落していた妙義龍は、幕内の土俵に戻ると着実にその地力を発揮し、平成31年1月には、19場所振りに三役の座に返り咲きました。
その再起の陰には、苦労の時期に結婚をしたお嫁さんの存在がありました。
2人の馴れ初めはどのようなものなのでしょうか?
妙義龍結婚で復活を支えたお嫁さんとの馴れ初めは?
出典:サンケイ新聞
妙義龍は埼玉県和光市出身の香奈さん(旧姓・山根)と、平成29年6月1日に結婚しました。
また同月17日には、第一子となる長男の泰吉(やすきち)くんも誕生しています!
2人は埼玉栄高校時代の同級生で、高校1年生の時に同じクラスで隣の席だったことが出会いのきっかけ!
「色々しゃべっているうちに、同じクラスメートで気になる存在だった」と妙義龍は香奈さんを意識するようになったそうです。
しかし、埼玉栄高校の相撲部は恋愛禁止だったため、妙義龍は淡い恋心を香奈さんに伝えることも無く、携帯電話を持つことも禁止の寮での生活だったため、2人が話しをするのは学校で会った時だけという日々が続きました。
この様な環境だったので、2人が交際に発展することは無く、そのまま高校を卒業することになりました。
高校卒業後も別々の大学に進学したため、連絡は時々取り合っていましたが、大学時代も2人の間に進展はありませんでした。
その後、妙義龍は大学卒業と同時に相撲界の道へ進むことになりました。
平成23年7月に新十両に昇進すると、その場所でいきなり十両優勝、翌9月も再び優勝と、十両で2場所連続優勝を飾ったのです。
この連続優勝で新入幕も決定的になったことでの自信からか、その9月場所後に妙義龍が香奈さんを食事に誘ったのです。
香奈さんは相撲にはあまり関心が無かったのだそうですが、相撲に情熱を注いで頑張っている妙義龍の姿を見て、
「夢を持って努力する姿は素敵だと思った」
と、2人はついに交際を始めることになったのでした。
高校1年の時に出会って約10年を経ての交際開始。2人はきっと大きな縁で結ばれていた関係だったのでしょうね。
交際を始めた2人に起きた試練を乗り越えて!
交際を始めてから、妙義龍は幕内力士として順調に番付も上げ、三役、三賞も常連という活躍を見せていました。
しかし、平成26年には左目の網膜剥離の手術を受けたり、膝の故障など度重なる怪我に苦しめられた時期が続きました。
そんな時も変わらずそばにいて励まし続けてくれた香奈さんに対し、
「辛い時、苦しい時も支えてくれた。一緒にいてこの人だと思った」
と、妙義龍からプロポーズし、ついに2人はゴールインすることになったのです!
結婚発表から1年後、平成30年6月16日には約600人の招待客を招き結婚披露宴も行い、翌日の17日には長男の泰吉くんも1才になっていました。
結婚時には怪我で番付を十両に落としていましたが、その時に、
「まずは再び三役に戻りたいです」
と決意を述べていた通り、平成30年3月に幕内に戻ると、番付を着実に上げて行き、平成31年1月には19場所振りの三役に復帰を果たしました。
妙義龍はやはり幕内上位、三役にいて上位陣を倒しインタビュールームに登場してくれる姿を見ることが当たり前のような気がする、地力のある力士です。
長男の泰吉くんが、お父さんが相撲を取っている姿をテレビで見てわかるような年齢になるまでは、元気に土俵で暴れまわって欲しいと思います。
それにしても、モテモテであったであろう幕内力士が、高校時代に一目惚れしていた女性との純愛を貫いたというのも、妙義龍のカッコいいところですね!