大相撲の71代横綱の鶴竜は、モンゴル出身の力士としては、朝青龍、日馬富士、白鵬に続く4人目の横綱です。
比較的気迫を前面に出すことが多いモンゴル人横綱の中では、鶴竜は性格がおっとりとした優しいタイプの力士で、相撲っぷりも頭脳派、技巧派といった感じがします。
その優しい人柄が土俵上でもにじみ出てしまったという、鶴竜のバックハグが評判になっているんです!
見れば納得の優しさなんです!
怪我を乗り越え、見事に復活を果たした鶴竜を支え続けたのは、いつも近くにいたお嫁さんと2人の子供さんなんです!
そんな鶴竜のご家族についてもご紹介していきたいと思います!
横綱・鶴竜のプロフィールをご紹介!
出典:サンケイスポーツ
幕内最高優勝5回を誇る、71代横綱の鶴竜。
平成28年11月の3回目の優勝以降、怪我に苦しめられ長い休場で引退もささやかれるような厳しい日々が続きました。
しかし、平成30年1月に土俵に復活して来ると、3月、5月と初の連覇を果たし完全復帰を成し遂げました!
【プロフィール】
- 四股名:鶴竜 力三郎(かくりゅう・りきさぶろう)
- 本 名:マンガラジャラブ・アナンダ
- 生年月日:昭和60年8月10日(33才)
- 出身地:モンゴル
- 身 長:186㎝
- 体 重:159㎏
- 出身校:モンゴル科学技術大付属高中退
- 所属部屋:井筒部屋
(平成30年9月現在)
鶴竜が優しいと評判のバックハグって何?
平成30年9月場所2日目に、横綱・鶴竜は前頭筆頭の魁聖と対戦しました!
鶴竜は立ち合い低く当たると、左からうまくいなし体を開くと、バランスを崩した魁聖の後ろに付き、そのまま送り出しました。
この相撲で何が話題になっているのか?というと、魁聖の後ろを取った鶴竜が、相手を土俵の外へ出した後、魁聖が土俵の下に落ちないように、後ろからソ~ッと優しく抱き寄せたのです!
うわ~、優しい!!
この鶴竜の姿にファンは、
「鶴竜、めちゃくちゃ優しい!」
「今流行のバックハグ!私もやって欲しい!」
などなど。笑
戦闘が終わった後の相手力士への優しい気遣いに、賞賛の声が上がったのでした!
取組で気迫が乗ってしまうと、すでに土俵の外に出ている相手に対してダメ押しをして土俵下まで吹っ飛ばしたりするような力士もいたりして、批判を浴びることがあるんですよね。
この鶴竜の行為は、スポーツマンらしく、日頃から穏やかで優しい性格の鶴竜の人柄が垣間見えた場面でした!
鶴竜を支えるお嫁さんと2人の子供たち!
出典:スポーツニッポン
鶴竜は現在、奥さんと2人のお子さんと一緒に暮らしています!
怪我で苦しんだ時期、やはり心の支えだったのはご家族の存在だったようです。
奥さんのお名前はムンフザヤさん(27才)で、鶴竜と同じモンゴルの方です。
雛人形のような福々しいお顔立ちの美人ですね!
鶴竜は現在33才ですので、6才年下の奥さんということになります。
さかのぼること平成25年12月に、鶴竜は当時大学生だったムンフザヤさんと、知人の紹介で出会ったそうです。
モンゴルに帰国したムンフザヤさんとは、遠距離恋愛という形でお付き合いが始まりましたが、約半年後の平成26年6月に彼女が来日し、鶴竜の自宅マンションで早々に同居生活を始めました。
離れていることがもどかしかったんでしょうか?
そこで2人は結婚を前提とした交際が始まったのです!
正式に入籍したのは平成27年2月でした。
同年5月29日には、第一子となる長女のアニルランちゃんが誕生しました!
授かり婚となったわけですね!
生真面目な印象の鶴竜としては少し意外な感じがしましたが、何より命を授かったことは、おめでたいことですからね!
アニルランちゃんは4480gもある、大きな赤ちゃんでした。
鶴竜は長女の誕生の時は、「生まれて来た子のために、これからまだまだ頑張らなくてはいけない!」と、とても励みになっているようでした。
その後、鶴竜は平成28年11月に3回目の優勝を決めますが、それ以降、平成29年は1年間を通して怪我に苦しめられ、途中休場と休場を繰り返すことになりました。
そんな精神的にも追い詰められていた辛い時期、平成29年5月22日に第二子となる待望の長男、アマルバヤスガランちゃんが誕生したのです。
3400gの元気な男の子でした!
アマルバヤスガランというのはモンゴル語で「いつも幸せに穏やかに」という意味があるそうなのです。
鶴竜は「休場して落ち込んでいた気持ちを一瞬にして変えてくれた」と話し、この天使の降臨にずいぶんと心を支えられた様でした。
1男1女を授かり、平成29年10月1日には結婚披露宴を行い、奥さんのムンフザヤさんをお披露目し、約500人の招待客に祝福されました。
出典:サンケイスポーツ
怪我からの再出発に向けた気持ちの節目となる結婚式になりました!
引退もささやかれた苦しい時期を、家族の支えと共に乗り切り、平成30年1月に土俵に復活。
翌3月と5月は自身初となる連覇を達成し、見事に怪我からの復活を果たしました!
出典:毎日新聞社
大相撲では優勝した力士で子供のいる人は、記念撮影の時に天皇賜杯と共に子供を抱っこして写真に収まる慣習があり、鶴竜は長男を抱いて笑顔で記念撮影に応じていました。
現在、長女のアニルランちゃんは3才になり、テレビの中で相撲を取るパパをもうわかるようになり、一生懸命応援しているそうです。
可愛いですね!
長男のアマルバヤスガランちゃんは1才になったばかりですので、まだパパがお相撲さんだということも、わかっていないでしょうね。
鶴竜は「長男が自分をわかるようになるまで、頑張りたい」と、話していました。
妻のムンフザヤさんは、とても元気で根が明るい性格の方のようで、「怪我で苦しい時期も、いつも変わらず接してくれるのがありがたかった」と、鶴竜は話していました。
鶴竜がどんなに落ち込んでいても一緒になって落ち込まず、いつも元気でいてくれることに、とても救われているそうです。
アスリートの奥さんとしては、最高ですね!
2人のお子さんを再び抱いて、天皇賜杯と共に記念撮影をすることが、今の鶴竜にとっては一番の励みなのだと思います。
鶴竜は横綱になってもまったく奢ることもなく、謙虚で優しく穏やかな人柄は変わりません。
モンゴル力士の中でも日本語は格段に上手く、話しをしていると外国人力士だということを忘れてしまうほどです。
ご家族の存在を支えに、これからもまだまだ活躍する姿を見せていって欲しいと思います!