大相撲の第68代横綱として活躍していた朝青龍。
闘志あふれる相撲っぷりや、土俵外でのお騒がせでも、常に注目を集める横綱でしたね!
暴力事件を起こしたとされる責任から、平成22年2月に引退してから早くも8年が過ぎました。
朝青龍は、今、何をしているのでしょうか?
今回は現在の朝青龍について、お話ししていきたいと思います!
朝青龍はモンゴルで大実業家に!どんな仕事をしているの?
出典:スポーツニッポン
朝青龍は現在、モンゴルで父や兄弟たちとともに「ASAグループ」として、多角的にビジネスを展開しています!
力士は現役時代は副業は禁止されていますが、この「ASAグループ」は朝青龍が現役時代からあり、次男のスミヤバザルさん、三男のセルジデブさんなどが当時から経営を行っていました。
現在「ASAグループ」には10社以上の会社があり、仕事の内容も多方面に渡っています!
【ASAグループの現在の主な事業内容】
- ソバ農園の運営
- 常設サーカス場の運営
- 投資銀行
- 旅行代理店
- 人材派遣会社
- ドイツレストラン経営
- 不動産会社
- マンション投資
- ショッピングビルの運営
- ちゃんこ屋経営(香港)
などなど、すごいですよね!
「ASAグループ」の総資産は100億円を超えているともいわれているので、本当にモンゴルの大実業家ですね!
特に力を入れている業種について、少しご紹介していきたいと思います!
広大なソバ農園の運営
朝青龍は、このソバ農園の運営にはとても力を入れています。
まず驚くのがその農園の広さ!
東モンゴル地域に約20万ヘクタールの土地を持ち、ソバの実の栽培をしています。
20万ヘクタールというと、ほぼ東京都と同じ広さですから、いかに広大な農地かわかりますね!
ソバの実は北海道から取り寄せているのだそうです。
元々、モンゴルやネパールやロシアなどの標高の高いところでは、ソバの栽培はとても適しているそうなんですね。
日本は現在、ソバの輸入量の内の約80%を中国から行っていますが、中国も他の作物への転向や残留農薬の問題などで、日本への安定的な供給がむずかしくなってきて、そば粉の価格も高騰し始めていたそうなのです。
そこに目をつけた朝青龍が、モンゴルからなら高品質で価格の安いソバを提供できると踏み、事業を始めたのですね!
朝青龍のソバはすでに「朝青ソバ」として日本にも輸出されているそうですよ。
今後は、年間5万トンの輸出を目指して頑張っているそうです!
常設サーカス場の運営
モンゴルのウランバートルにある常設のサーカス場を持ち、サーカス場の運営はもちろんの事、サーカス団のオーナーでもあるんです。
サーカス場といっても日本でいうと国技館のようなものなので、サーカスだけでなく、格闘技や色々なイベントに使われています!
サーカス場内にある、ドイツレストランも朝青龍がオーナーをしています。
もともとこのサーカス場はモンゴルの国営だったものを朝青龍が買い取ったものなんです。
社会主義国だったモンゴルが国営企業だったものを、次々に民間に売却していたところに目をつけたのですね。
実業家としての情報力と嗅覚がすごいですよね!
モンゴル投資銀行の経営
出典:報知新聞
銀行までやっているというのですから、本当に驚きですよね!
この銀行も買収したもので、筆頭株主は朝青龍で全体の58%の株を保有しています。
経営者には朝青龍の2番目の兄のスミヤバザルさんの名前もあります。
スミヤバザルさんはレスリングでオリンピックに2度出場しており、モンゴル国内での知名度は高く、朝青龍と共にモンゴルの英雄と言われている人なんですよ!
ちなみに、この投資銀行は利率が10%という高利率で、外国人でも口座を持つことができるそうです!
朝青龍がこれだけの事業を拡大できた資金源は?
相撲界を引退しモンゴルに帰ってから、数々の企業の買収やこれだけの事業にまで広げてくるには、当然ながら資金が必要ですよね。
この朝青龍の資金源は何だったんでしょうか?
大きなお世話ですが、推察してみました!
朝青龍は引退した時に、相撲協会から退職金をもらっています。
「退職金」というのは、その力士の地位や勤続場所数などにより支払われるもので、横綱在位42場所の朝青龍には、約3400万円が払われたと言われています。
さらに、引退時には「特別功労金」というものも支払われ、優勝25回の実績の朝青龍には、約1億3000万円くらいが支払われたのではないでしょうか?
他にも、引退相撲での収益もありましたし、まさにジャパニーズドリームのお金を手にモンゴルに帰国したということなんですね!
現在のモンゴルの物価は、日本の約10分の1くらいですので、この資金が事業を広げていく上で、どれほど力になったかということがわかりますね!
朝青龍のこれからのビジネスの野望!
出典:サンケイスポーツ
ここまで多角的に事業を広げている朝青龍ですが、まだまだこれからの野望も持っています!
自分が格闘家だったということもあり、自国モンゴルの格闘家を育てたいという気持ちは大きいようです。
リオ五輪の時は、モンゴル代表のレスリング協会会長も務めたり、自分の所有するサーカス場でも朝青龍が企画した「ZEV」(ゼブ)という格闘技イベントも開いたりしています。
今後アジア地区の各国と手を結び、さらに大きな国際レベルの格闘技イベントを開催していきたいと計画を練っているようですよ!
資金力もあり実業家としてのセンスもある朝青龍ですが、やはり何よりも、その明るい豪快なキャラクターに魅かれて、賛同してくれる仲間が多いのではないでしょうか?
お酒でのトラブルが引き金で相撲界を引退することになり、モンゴルに帰ってからも、再びお酒でのトラブルを起こしたりしていた報道も入ってきたりしていたので心配していたのですが、朝青龍は現在は禁酒しているそうです!笑
さすがに懲りたのでしょか?
これだけの成功を収めているのですから、再びお酒での失敗で大事な仕事を失ってしまっては大変ですから、本人も自重しているのでしょうね。
朝青龍は平成21年4月に日本の永住権を取得済みですので、今もひんぱんに、モンゴルと日本を行ったり来たりしながら多方面に活躍をしています!
これから先も、実業界での朝青龍旋風はおさまりそうもありませんね!
モンゴル帰国当初は、いずれは大統領を目指したいという気持ちもあったようなのですが、この夢はどうなったのでしょうね?
暴れん坊の朝青龍のことですから、まだまだ何かやってくれそうな気がします!
これからも注目していきたいと思います!
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