1月場所前は年末年始を挟むので、番付発表がいつもの場所より約1週間ほど早いため、前の場所が終わってから、あっという間に場所が始まるような気がしますね。
平成31年1月場所の番付が発表されました!
今場所の見どころはどのようなところでしょうか?
また注目の力士などをご紹介していきたいと思います!
平成31年1月場所の見どころをご紹介!注目したい力士は誰?
1月場所の見どころや、注目したい力士をピックアップしてみました!
横綱、大関・三役陣・幕内上位・中位・下位でそれぞれ、ご紹介していきたいと思います!
横綱、大関陣~進退のかかる稀勢の里!優勝がしたい髙安!
先場所初日の貴景勝戦で右ひざを負傷し、そのまま4連敗を喫し休場となった横綱・稀勢の里ですが、横綱審議委員会から「激励」の勧告を受けていることもあり、次に出場する場所は進退がかかることとなると思われます。
冬巡業を休場し、膝の怪我の治療とトレーニングに集中してきましたが、それがとても順調にはかどった様子でした。
ですから、稀勢の里の初場所の出場はほぼ99,9%といっていいと思います!
あとは実践の稽古をどれくらい積めるかで、相撲勘などは取り戻せると思うので、仕上がりはこれからの場所前の稽古次第でしょうか。
何にせよ、進退のかかる場所を何とか乗り切って欲しいと思います。
また、同じく先場所を初めから休場していた横綱・白鵬と鶴竜も、1月場所の出場に意欲を持っています。
白鵬は冬巡業にも参加し、正代などと相撲を取る稽古もしていましたし、鶴竜も最後の3日間は巡業に合流しましたので、両横綱とも出場の可能性は高いと思われます。
大関の髙安は、先場所千秋楽まで貴景勝と優勝争いをしていましたが、千秋楽の御嶽海戦に敗れ、決定戦に持ち込むことができず、優勝することは出来ませんでした。
その悔しさが体にも脳裏にも焼き付いていたためか、冬巡業ではかなり早いピッチで相撲をとる稽古を精力的にこなしていたのが印象的でした。
横綱、大関陣の中で、まだ優勝をしていないのは髙安だけですので、そのあたりに対する意気込みは誰よりも強いのではないでしょうか?
新関脇・貴景勝は先場所と同じ気持ちで相撲が取れるか?
先場所初優勝を果たした貴景勝も新関脇に昇進しました。
対戦相手は特に今までと変わる番付ではありませんが、今までの小結と最も違って来る点は、小結は場所の前半戦に横綱や大関など上位力士と対戦が組まれるのですが、関脇になると、前半戦は平幕力士との対戦となり、上位戦は終盤になるのです。
今まで、初日から挑戦者の意気込みで番付上位の力士と対戦していたのと、今場所、下位の力士を迎え撃つのでは、気持ちのコントロールが、同じようで、意外に違って来るものだと思うので、そのあたりをどのように乗り切るかが見どころかと思います。
対戦相手は変わらないのに、こういうところが15日間の気持ちのコントロールのむずかしいところになって来るのです。
小結には久しぶりに妙義龍が帰ってきました。低く鋭い攻めが、再び上位に通用するか注目です。
幕内上位、錦木の真価が問われる!平幕に落ちた逸ノ城の逆襲は?
幕内上位にも、一癖も二癖もある力士が顔を揃えました。
長く守っていた三役の座を明け渡し平幕に落ちた逸ノ城は、相撲っぷりにムラがあるのが気にかかるところです。
強い時は度肝を抜かれるほどの圧倒ぶりを見せるのですが、そうかと思うと、翌日はただ立ち上がっただけでヨタヨタと下がる一方で土俵を割ってしまうような相撲だったりと、「強いのか弱いのかわからんっ!」と叫んでいるファンの方も多いのではないでしょうか?笑
でも、ホントにこればっかりは、やっぱりわからんっ!のです。笑
精神的にもっと自信を持ってくれたら、大関取りなどアッと言う間だと思うのですけどね。
先場所、初の上位挑戦の場所で見事に勝越し、番付を上位に留めた錦木も、横綱、大関が揃うであろう今場所で真価が問われます。
先場所は上位戦があったとはいえ、横綱は皆休場でしたので、対戦がありませんでした。
小手から怪力さながらに振り回す相撲は上位にどこまで通用するでしょうか?
しかし、巡業での稽古は新十両以来、一度も休んだことが無い錦木ですから、コツコツと貯めて来たパワーが今爆発している時だと思うので、楽しみですね!
幕内中位、再び上位への躍進なるか阿武咲!大勝ちできるか朝乃山!
幕内中位で一番注目したいと思うのは、やはり阿武咲でしょうか。
もともと新入幕から3場所連続で二桁勝利を上げ、三役にも昇進した逸材でしたが、膝の怪我のため番付を落としていました。
しかし、先場所は優勝争いで先頭を行く貴景勝を場所の終盤まで追いかけるなど、その存在感を示した場所でした。
小学校時代からライバルだった貴景勝の先場所の優勝には誰よりも刺激を受けていると思います。
膝の回復具合も良いと聞いていますので、溌剌とした押し相撲で勝ち星を重ねていってくれることを期待しています!
もう一人、朝乃山も期待を裏切り続けている力士のひとりだと思うのです。
本来ならもう三役になっていてもおかしくない力士だと思うので、厳しい見方になってしまいますが、期待が大きいからこそのことです。
相撲のスケールは大きく、広い肩幅を使った右四つからの攻めが魅力的なのですが、相撲の攻守にもう少しキレが出てくると、白星へ結びつくことが多くなるのではないかと思うのですが。
今場所こそは二桁勝利で、上位躍進を目指して欲しいと思います!
幕内下位、負けん気溢れる明生!新入幕、矢後の左四つに注目!
番付をジワジワと上げて来た、奄美大島出身の明生も注目したい力士のひとりです。
何より、尊敬する力士が朝青龍というだけあって、その負けん気の強さは表情にも相撲にも現れています。
小兵ではありませんが、幕内ではまだひと回り体のサイズが小さいのですが、きびきびとした取り口は将来性を感じる相撲です!
そしてようやく、尾車部屋の矢後が新入幕を果たしました。
187㎝、176㎏の体は申し分なく、左四つに組み止めるスケールの大きな相撲は魅力的です!
矢後というのは本名ですので、新入幕で四股名の改名も期待されましたが、そのまま変わりませんでした。
尾車部屋の期待が大きな力士ですので、もしかしたら将来的に、師匠の「琴風」の命名を考えられているのかもしれませんね?
全力士のことを書くことも出来ないので、ほんの数名の注目力士に絞りましたが、他にも土俵を沸かせてくれそうな力士はまだまだいます。
力士は初場所に向け、年末も年始もほとんど休み無く初場所を迎えます。
今場所また、奮闘する力士たちに是非注目、応援してください!