大相撲で活躍中の琴恵光(ことえこう)!
小柄な体格ながら気風のいい相撲で土俵を沸かせています。
子供の頃から柔道と相撲をやっていた琴恵光は、なぜ相撲の道へ進むことを選んだのでしょうか?
その理由には、琴恵光の祖父からの家系にルーツがあったのです!
大相撲・琴恵光のプロフィールをご紹介!
平成19年3月に初土俵を踏んだ琴恵光は、入門から約7年半、平成26年11月に地元九州の地で新十両に昇進しました。
宮崎県出身としては32年ぶりの関取誕生でした。
新十両の場所は一場所で幕下へ陥落するも、再び一場所で十両に戻ります。
しかし、またも十両の壁に跳ね返され、今度は約1年間幕下で低迷する時期を過ごしました。
小さかった体が徐々に体重を増やしたことで、相撲に圧力がかけられるようになり、平成28年7月に再々十両を決めました。
そこから丸2年十両の土俵を務めると、平成30年7月には新入幕を果たしましたが大きく負け越し、再び十両陥落。
しかし、行きつ戻りつながらも着実に力をつけていることを物語るように、今度は十両2場所で再び幕内へ返り咲くことになりそうです!
【プロフィール】
- 四股名:琴恵光 充憲(ことえこう・みつのり)
- 本 名:柏谷 光隆(かしわだに・みつたか)
- 生年月日:平成3年11月20日(27才)
- 出身地:宮崎県延岡市
- 身長:177㎝
- 体 重:135㎏
- 出身校:延岡市立岡富中学校
- 所属部屋:佐渡ヶ嶽部屋
(平成30年12月現在)
琴恵光の実家の両親はちゃんこ店経営!祖父は元力士!
琴恵光は宮崎県延岡市の出身で、両親は現在もこちらにお住まいです。
琴恵光の祖父は柏谷邦治さん、元十両力士で松恵山(まつえやま)という四股名で相撲をやっていました。
引退後は地元の宮崎に戻り、「ちゃんこ松恵」を開業していましたが、平成13年8月に72才で亡くなっています。
お父さんは、柏谷 正倫さん(54才)で、祖父が経営していたちゃんこ店を引き継ぎお店をやっています。
お母さんは、多美さん(55才)で、ご主人と一緒にお店に勤務しています。
お店は延岡市のアーケード山下新天街の中にあり、料理はちゃんこ鍋はもちろんのこと、刺身や焼き鳥などの一品料理も美味しく、地元ではとても評判のいいお店なのだそうですよ!
琴恵光の光隆少年は3人兄弟の末っ子で、上に兄と姉がいます。
一番上はお兄さんで、佑希さん(31才)、京都で会社員をされているそうです。
お姉さんは朋美さん(29才)で、芸能事務所のマネージャーさんをしているそうです。
子供たちは3人とも、地元の宮崎を離れているのですね。
柔道に夢中だった少年が相撲の道を選んだ理由は?
光隆少年は幼稚園の時から柔道をやっていましたが、また祖父の邦治さんが地元で「松恵山道場」という相撲道場を開いていたので、同時に相撲も習っていました。
これは光隆少年が幼稚園の時に、祖父と一緒に写した写真です。
子供の時から、今と変わらぬ凛々しい顔立ちですね!
柔道と相撲を並行してやりながら岡富小学校6年の時には、わんぱく相撲で関脇(8強)になりました。
この時の光隆少年の相撲を見ていたのが、現師匠の佐渡ヶ嶽親方(元関脇・琴ノ若)で、光隆少年にピンと来るものがあり、連絡先を調べて延岡まで出向き、将来相撲の世界に進むことも考えるように伝えたといいます。
親方の直感と言うのは凄いものですね!
光隆少年は小学校を卒業後、岡富中学校へ進学しても学校では柔道を、道場では相撲を続けていました。
中学3年の時には柔道90㎏級で県大会で優勝、全国大会へ出場するほどの実力でした。
中学卒業後は柔道特待生で地元宮崎の延岡学園高校への進学を決めていたのですが、中3の11月に佐渡ヶ嶽親方から九州場所の佐渡ヶ嶽部屋の宿舎に稽古見学に来ないか?と声をかけられ、行ってみたところ、光隆は心動かされるものがあったのだそうです。
「自分の力を試してみたい」と思い、なんと相撲界入門を決めたのでした。
光隆少年の心を揺り動かしたのは、自分の力を認めてくれていた親方の気持ちはもちろんですが、
「体が小さくても大きな人を倒せるおもしろさ」
「白黒はっきりとしている競技」
という点だったそうで、柔道をやっていたからこそ、逆に体重別では無い相撲の魅力というところを感じ取ったのでしょうね。
しかも、もともと祖父が力士だったこともあるわけで、光隆少年の中にある相撲のDNAがムクムクと起き上がって来たのかもしれませんね!
入門時は「琴柏谷」という四股名で取っていましたが、平成23年5月から現在の「琴恵光」に改名しました。
祖父の四股名であった松恵山から「恵」をもらい、より光輝けるようにと「光」をつけました。
十両だった祖父の番付を抜き、幕内力士となりました!
体重も135㎏を超え、ようやく幕内でも相撲の巧さや圧力が通用するようになっていくと思います。
顔立ちもキリリとした男前で、幕内定着をすればさらに人気も上がっていくのではないでしょうか?
今後の活躍を期待したいと思います!