初土俵から8年半、中学卒業で入門の叩き上げ力士の隆の勝が、平成30年9月に新入幕を果たしました!
千葉県柏市の出身としては、元関脇の麒麟児以来44年ぶりの関取です。
隆の勝は両親(父・母)と6人兄弟の4番目という大家族で育ちました!
関取昇進まで、家族の温かいサポートや力強い応援にずいぶんと背中を押してもらったようです!
「おにぎり」くんの愛称で親しまれている隆の勝とそんなご家族をご紹介していきたいと思います!
隆の勝の出身地やプロフィールをご紹介!
出典:報知新聞
初土俵から8年半をかけ、平成30年9月場所で新入幕を果たした隆の勝!
千葉県柏市の出身です。
均整の取れた体格とパワーあふれる押し相撲が魅力の新鋭です!
現在は相撲界に、高校、大学卒業後に入門して来る力士が多い中、今では珍しい中学卒業で入門した叩き上げ力士です。
「舛ノ勝」の四股名でデビューし、入門から2年、17才で幕下に昇進するも、そこから約5年間33場所に渡り幕下と三段目で低迷していました。
辛抱の時期だったと思います。
平成28年4月に前の師匠(元関脇・舛田山)の定年に伴い、現在の千賀ノ浦親方(元小結・隆三杉)に代わり、平成29年1月に心機一転、四股名の文字を「舛の勝」に改名しました。
師匠と共に、貴乃花部屋や阿武松部屋へ積極的に出稽古をするようになり、一気に力を付けていきました!
平成29年11月に念願の新十両に昇進し、四股名を「隆の勝」に改名しました!
【プロフィール】
- 四股名:隆の勝(たかのしょう)[舛ノ勝→舛の勝→隆の勝]
- 本 名:石井 伸明(いしい・のぶあき)
- 生年月日:平成6年11月14日(23才)
- 出身地:千葉県柏市
- 身 長:182㎝
- 体 重:156㎏
- 所属部屋:千賀ノ浦部屋
(平成30年8月現在)
隆の勝は両親(父・母)と6人兄弟の大家族!
出典:千賀ノ浦部屋
(新十両昇進披露会で家族8人で)
隆の勝は両親と6人の兄弟(兄・姉2人・妹・弟)の4番目の大家族の中で育ちました!
今では、6人兄弟というのは珍しいですよね!
何だか羨ましい感じがします。
出典:NHK
お父さんは、石井 俊哉(いしい・としや)さん、57才です。
公務員をされているそうですが、隆の勝が相撲界に入るきっかけは、お父さんの影響が大きかったそうなんです!
隆の勝が小学生の時に、相撲を始めるように勧めたのはお父さんだったそうで、稽古に行くのを嫌がる隆の勝にいつもハッパをかけ、すでに小学生の頃から相撲界入りを勧めていたのだとか!
熱血パパだったんですね!
お母さんは、石井 雅代(いしい・まさよ)さん、57才です。
お母さんは、何と整体師さんをされていて、隆の勝が入門してからも体の手入れをずっとしてくれていたのだとか。
今でも、テレビで隆の勝の相撲を見ていると、どこか体を痛めたのではないか?ということはすぐにわかるそうで、場所中でもすぐに駆けつけて治療してくれるそうですよ!
さすがプロ、頼もしいですね!
力士の中でもお母さんが整体師さんという人は、今まで会ったことが無いので、これ以上に心丈夫な援軍はいないですよね!
ご兄弟は一番上のお兄さんが、貴大さんで、29才(平成元年生まれ)。
すでにご結婚されて独立されているそうです!
二番目のお姉さんは、温子さん、28才(平成2年生まれ)です。
温子さんはスポーツジムのトレーナーをされているそうですから、隆の勝にアドバイスを送ってくれたりすることもあるのでしょうか?
三番目のお姉さんは、里佳さん、25才(平成5年生まれ)です。
里佳さんは、整体師をされているお母さんのお手伝いをされているそうですよ。
ご家族揃って、スポーツ関係や治療に携わっておられるのですから、隆の勝にとっては本当に心強いですね!
四番目が隆の勝(平成6年生まれ)ということで、下に2人妹と弟がいるんですね。
五番目となる、隆の勝のすぐ下は妹さんで、花奈さん、19才(平成11年生まれ)です。
六番目の弟さんは、大晴さん、16才(平成14年生まれ)ですから、まだ高校生でしょうね!
ご兄弟は、隆の勝以外は皆とてもスリムな体型なのですが、隆の勝だけは子供の頃から人一倍大きい子供だったそうですよ。
6人兄弟とはさぞかし賑やかだったと思いますが、兄弟たちからもいつも励ましの言葉をかけられているそうで、兄弟仲はとてもいいそうです!
両親は本場所は直接会場に行って隆の勝の相撲を見ることは、とても緊張してしまうのでなかなか出来ないらしく、もっぱらテレビ観戦にしているそうですよ。
隆の勝の子供時代の相撲との出会い~相撲界入門へ!
隆の勝は生まれた時は、3700グラムの大きな赤ちゃんでした!
元気な子供だったそうですが、性格はどちらかというと優しく、控えめなタイプだったとか。
相撲は父の勧めで小学1年の時に始めて、大会に出場していきなり準優勝だったのですが、決勝で負けた相手が女の子だったことが悔しくて、「また出てやろう!」と心の中では思っていたそうです。
でもその敗戦からか、しばらくは相撲を取るのを嫌がった時期があったそうなのですが、小学3年の時から柏相撲少年団に入り、本格的に稽古をするようになりました。
小学6年の時には全国大会にも出場して、「憧れの両国国技館で相撲を取ったのが嬉しかった!」と話していましたよ。
柏市立西原中学校に進学後も相撲を続け、3年の時に全国都道府県中学生大会団体戦で3位に、関東中学個人で8強にもなる活躍を見せました。
父に背中を押されていたこともあり、中学2年の頃には相撲界入りを決断していたそうで、卒業後、千賀ノ浦部屋に入門しました!
入門後、17才で幕下に昇進した時は、若手ホープとして注目を集めたのですが、そこから約5年間幕下と三段目から抜けられない低迷期があり、色々と迷いもあったそうです。
そんな時も父から「腐らず稽古をしろ!自分の相撲を取れば大丈夫!」とメールをもらい、ずいぶんと励まされたそうですよ!
やはりどんな時も見守ってくれているのは家族ですよね!
師匠が現在の千賀ノ浦親方に代わってから、師弟で一緒に出稽古に行くようになり、貴乃花部屋の貴景勝や阿武松部屋の阿武咲など、自分より年下ですでに幕内で活躍していた力士との稽古にとても刺激を受け、毎日ドロドロになるまで稽古を積むようになりました。
出稽古に行くようになってからスタミナも馬力も明らかに強くなり、やはり、自分より番付が上の力士との稽古が関取昇進への大きなきっかけになったと思います!
出典:デイリースポーツ
猛稽古が実り、平成29年11月に新十両昇進、十両5場所目となる平成30年7月には13勝2敗という成績で、貴ノ岩との十両優勝決定戦にも出場し、惜しくも敗れて優勝は逃しましたが、この好成績で翌9月に念願の新入幕を決めたのでした!
今後の幕内での活躍が本当に楽しみです!
隆の勝の愛称は「おにぎり」くん!ニコニコ笑顔の癒し系力士!
出典:千賀ノ浦部屋
隆の勝は今や寝て起きるたびに強くなっていく!と言われるほどの若手有望株ですが、土俵上での凛々しい表情一転、ファンの間ではこのニコニコとした可愛らしい笑顔も人気となっているのです!
ファンからは「おにぎり」くんという愛称で親しまれているのですが、その名付けの由来は、相撲中継の放送に解説の舞の海さんが来ていた時に隆の勝を見て、
「隆の勝は表情がすごく癒し系で、おにぎりみたいで可愛い!」
と言ったことがきっかけのようで、それがファンの間に広まっていったようです!
特におにぎりが好きだからという理由ではありませんでした。笑
確かに丸い可愛らしいニコニコのお顔立ちで温かい雰囲気のする隆の勝ですから、日本人なら誰もが好きな「おにぎり」の愛称はピッタリかもしれませんね!
子供の頃はお腹が空くとすぐに泣いていて、特に「白いごはん」が大好きでいつもモグモグと食べていたそうなので、やはり「おにぎり」には昔から縁があったのでしょうね。笑
ちなみに一番好きな食べ物は肉で、中でも生姜焼きが大好きだそうですよ!
出典:千賀ノ浦部屋(5枚すべて)
千賀ノ浦部屋さんの写真はいつも温かい雰囲気でとてもいいですよね!
部屋がアットホームな感じが伝わってきます!
土俵上での力強い相撲っぷりと、土俵を下りた時のニコニコ笑顔のギャップの魅力に、これからますますファンが増えそうですね!
【相撲界での主な履歴】
- 平成22年3月 初土俵
- 平成24年5月 幕下昇進
- 平成29年11月 新十両昇進
- 平成30年7月 十両5場所目、13勝2敗で優勝決定戦出場も惜しくも敗退。
- 平成30年9月 新入幕昇進
(平成30年8月現在)